いとしき君へ


なんでもない
つまらぬことが気にかかり
目くじらを立ててしまう

何かにつけ
それが自分を守るかのように
人を攻撃してしまう

とげとげしさが悲しすぎる
とげとげしさがやりきれない

ほんとうは
誰にも負けないくらい
さみしがりやであまえんぼうなのに
自分ひとりだけで生きていけると
無理にでも思い込もうとしている

そんな君が
いっしょうけんめい生きていくのを
いままで見守ってきたけれど・・・


人はだれも一人では生きていけないし
強がりだけで生きてはいくのは苦しいです
そしてどれだけ望んでも
完璧な自分自身などあり得ません

ほんの少し肩の力を抜いて
他人（ひと）のことも自分のことも
やわらかに包み込むようにして
生きて行くのは無理ですか？

自分自身に刃（やいば）を向けるのは
もう止めにしませんか？



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